9/13/2007

Musée, Centre Pompidou

ポンピドゥーの中の美術館のコレクション。

奥にEl Anatsuiの作品。
ヨーゼフ・ボイス。

ゲルハルト・リヒター。

クリスチャン・ボルタンスキー。


Annette Messager at Centre Pompidou

2007年9月、ポンピドゥーでアネット・メサジェの回顧展を見る。
2005年ベネチアビエンナーレの「Casino」のピノキオインスタレーションが強烈だったので、「ぬいぐるみ/動く」系の人と認識していた。今回もそのとおり。蒐集/吊るし系アーティストとして同じ手法のクリスチャン・ボルタンスキー(メサジェのパートナーだったような気がする)とは正反対のものを打ち出しているような感じがした。


ポンピドゥー入ってすぐのところにインスタレーション。オブジェは動きます。
建物外側から見える様子。これがまた動く。

展示は写真が撮れなかったのですが、こんなかんじ。
ぬいぐるみのつぎはぎのようなものが吊るされて、キコキコ運動します。

Centre Pompidou - by Richard Rogers and Renzo Piano

9/12/2007

Villa la Roche - by Le Courbusier

パリのコルビジュエ建築、ラ・ロッシュ邸。

入り口部分の外観。
2階通路にコルビジェソファLC2。奥にPicture Gallery。


パステルカラーと曲線の部屋、Picture Gallery。壁にはキュビズム風の絵画(たぶんコルビジュエ作品)。

コルビジュエソファLC4のある、一面窓の通路。窓の外にPicure Galleryの外壁とピロティが見えます。

3階吹き抜け部分から下を眺める。

Musee du Quai Branly - by Jean Nouvel

ジャン・ヌーベルによるパリの美術館。オセアニア、アフリカ、アジアなどの工芸品・美術品のコレクションがあります。

セーヌ側に向いた側面は、ピロティとガラスと赤や黄色のハコ(それぞれ展示室になっている)でできている。Gilles Clémentがデザインした庭にはススキなど。

反対側の側面。

レストランLes Ombresはガラス張りでエッフェル塔が見える。
植物で埋め尽くされた壁(Mur Vegetal by Patrick Blanc)とガラスの塀。

内部からの写真が撮れなかったのが残念。。
ヌーベルの建築目当てで行ったけど、中のコレクションも強烈なインパクトがありました。(「展示」の政治的意味を無視して...ジェイク&ディノス・チャップマン見ている気分で見ると...)ある作品にすごい合図送られた気がする。。

Bill Viola - Ocean without a Shore

ベネチアSan Gallo教会でのBill Violaのビデオ作品。


Palazzo Grassi - Reformed by Tadao Ando

安藤忠雄が改修したパラッツォ・グラッシ。改修にあたって「何もしなかった」って言っていた気がするけれど、作品展示部分は古い建物の面影全くなし。ふつうにホワイトキューブな空間になってました。
パラッツォ・フォーチューニーの朽ち果てたゴシック邸宅みたいなとこでARTEMPO展を見た後だっただけに、ちょっと物足りないかんじがしました。

内部は撮影禁止だったので、写真は外側のみ。
運河側から見た外観。
入口。

企画展「SEQUENCE1」開催中でした。
外側にSubodh Gupta、Franz West、Rudolf Stingelの作品があります。


ARTEMPO at Palazzo Fortuny

ゴシックの邸宅の中の奇妙な展示空間。タイトルのARTEMPOはARTとTEMPO(時間)を組み合わせた造語。サブタイトルは「Where Art Becomes Time」。
ファサードにはEl Anatsuiの作品。
(残念ながら内部の写真は撮れなかったので、公式サイトから持ってきました。)
2階の邸宅風のアンティークな空間に、古今東西まったく問わず、作品が並べられている。
3階。明るい廃墟空間には廃材系アートが並んでいます。

52 Biennale - Venezuela - 'Gods of America', Antonio Briceno

52 Biennale - Switzerland

52 Biennale - United States of America - Fellix Gonzales- Torres

黒いリコリスキャンディーを観客がは持ち帰るというインタラクティブアート。

52 Biennale - Germany - 'Oil', Isa Genzken

「旅行」と「石油」をテーマにしているらしいが、スーツケースが並べられていたり、宇宙飛行士が吊るされていたり、鏡の部屋があったり。

52 Biennale - Japan - 'Is There a Future for Our Past? ; The Dark Face of the Light' , Masao Okabe

各国パビリオンの中で一番印象に残った。(一緒に行った人はそうでもなかったらしい。「これじゃ伝わんねーよ」とのこと。)
中央には2004年に解体された宇品駅のプラットフォームの石が展示されていて、まわりの壁一面にその石をフロッタージュした作品が展示されている。
フロッタージュには「The dark face of the light」「20/8/1894, 6/8/1945, 18/5/2004」「Disappearence(form for testimony), Hiroshima as a military city, HIROSHIMA as a bombed city vanished」と書かれている。
宇品駅というのは日清戦争から第二次世界大戦まで軍用輸送基地であり、1894年というのは日清戦争の日付。1945年は原爆の日付。宇品駅の石は日清戦争から第二次世界大戦に至り、そして原爆に至る過程を記憶する。2004年は宇品駅解体の、つまり1894年と1945年の「証言」を消滅させた日付。広島とヒロシマの記憶とその記憶の消失についての記録の作品である。証言はだんだん間接的になっていくし、想起的なものでしかなくなっていく。「これじゃ伝わんねーよ」という意見ももっともで、私たちは結局こういうものを見ても「あ、何かしなければならなかった。でも何かって何だった?」程度になっていくのか?

52 Biennale - France -'Take care of yourself', Sophie Calle

52 Biennale - U.K. - 'Borrowed Light', Tracey Emin

トレイシー・エミンは極端に女っぽい性的描写をする。それをトラウマ系と見るのか、ユーモアと見るのかで評価がかなり違うと思う。

52 Biennale - Greek - ' The End' , Nikos Alexiou

52 Biennale - Vnezia - Homage to Vedova

イタリア・アヴァンギャルド絵画のエミリオ・ヴェドヴァへのオマージュ作品。

52 Biennale - Egypt - 'source of civilization and junction of cultures'

52 Biennale - Waltercio Caldas

ガラスを鏡に見立てて、映される空間と映す空間を対比させている・・・のかな?そうだとすると、完全に対称的なのではなく、ところどころ間違いがあるような、非対称的な空間です。

52 Biennale - Sigmar Polke

巨匠ポルケ。巨大な作品7点が並んでいます。
















私個人的には、今回の企画展のイタリア館を牽引していたのはポルケ、リヒターのペインティングだったと思います。この二人の作品を見ることは完全に「アートの経験」(この言葉は前回のビエンナーレの企画展のタイトルでしたが)です。非常に単純で強い絵画の力を感じさせます。

52 Biennale - Nalini Malani

きれいな色の中に奇妙なものが描かれいてます。襖絵風。オルセー美術館にあるルドンの油絵を思い出しました。

52 Biennale - Bruce Nauman

水が循環するインスタレーション。私たちが行ったときはお兄さんが水道のセッティングをしていたが、それもインスタの一部なのか??

52 Biennale - Gerhard Richter

リヒター6点。かなり幸福感に包まれる空間です。説明できませんが、絵画ってすごい。

52 Biennale - Giovanni Anselmo

52 Biennale - Dan Perjovschi

52 Biennale - Nancy Spero

52 Biennale - Lawrence Weiner

ジャルディーニのイタリア館(企画展会場)のファサード。
文字を書くっていう手法は前回のバーバラ・クルガーと同じで、クルーガーと比較してインパクトが薄すぎる。

9/11/2007

52 Biennale - Africa 'Check List Luanda Pop'

2006年の森美術館の「アフリカ・リミックス展」を彷彿とさせるアフリカ館。同じ作品もあったし(Zoulikha Bouabdellahの'Let's Dance', Bili Bidjockaの'L'Ecriture Infinie')。
ごちゃごちゃした空間がたまらない。見応えがありました。